商業施設にある換気ダクト
商業施設とはショッピングモールなどの来客に対して商品の販売やサービスの提供を行っている施設のことであり、来客に対して滞在時に苦痛を伴わないように、施設内を空調によって適切な温度に管理しています。これは客が施設内に入って滞在する時に、空調によって温度管理が行われていなければすぐに別のところに行ってしまうためであり、空調を設置していないところはありません。
この商業施設で空調を設置するためにはあらゆる場所に機器を設置しなければならず、そのために換気を行なうための換気ダクトは必ず必要になります。しかし多くの来客者があるような場所で、換気ダクトが人の目に晒されるような場所にあると嫌悪感を持つ人もいるため、このような建物内では天井や壁などで見えないようになっています。中にはわざと見せている施設もありますが、ほとんどの場合は人の目に触れないように配慮しています。それは換気ダクトは鉄製の箱のような形状で断熱材を周囲に取り付けているので、景観を気にするような場所には不似合いだからです。
一般家庭の換気ダクト設置に関する注意事項
最近では一般家庭でも換気ダクトを設置するケースがあります。
かつては自動車工場や物流倉庫のイメージでしたが、一般家庭の浴室や台所でも見かけます。
換気ダクトは各社からさまざまな製品が出ています。
設置する場所に応じて、必要な性能や品質も異なります。
居間に設置するなら、音が小さくて、デザインのよいものが適切です。
台所だと、金属製で、風量が大きなものが求められます。
浴室なら湿気に強いプラスチック製を選ぶのが通例です。
台所に設置する場合は湯沸かし器の下部を避けます。
高音にさらされると、思わぬ危険があります。
尚、台所に取り付ける場合はグリスフィルタを必ず装着します。
グリスフィルタとはレンジフードに付けて、油脂分を取り除くフィルタのことです。
スリット上の細かなすき間で、細かい油粒子も逃さない構造になっています。
排気ダクト内に油分が付着して、火災につながるのを防ぎます。
汚れやすいので、定期的に清掃します。
火を使う場所での排気ダクト設置は火災の危険性に配慮して行います。